小児科について

小児科では、お子さまを育てるご家庭の不安やお悩みに寄り添いながら、幅広い症状に対応した診療を行っています。発熱、咳、鼻水、腹痛、下痢、便秘、頭痛、発疹、おねしょなど、日常でよく見られる症状に対応しています。お子さまは症状をうまく伝えられないことも多く、「何となく元気がないけれど、病院に行くべきかわからない」と迷う場面もあるかと思います。
軽い症状に見えても病気が隠れていることもありますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

お子さまに多い疾患

感染症

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症で、毎年11月~12月頃から流行し、1〜2月にピークを迎えます。高熱や頭痛、全身のだるさ、咳、鼻水などの症状が急に現れるのが特徴です。小さなお子さまは症状が強く出たり、まれに中耳炎やインフルエンザ脳症などを起こすこともあるため注意が必要です。重症化を防ぐために、予防接種を早めに受けておくことをおすすめします。

インフルエンザ予防接種

アデノウイルス感染症
アデノウイルスは、ウイルス性の風邪の一種で、感染する血清型によって異なる症状が現れるのが特徴です。代表的な症状には、39〜40度の高熱が4〜5日続くことに加え、扁桃腺の腫れ、のどの痛み、咳、鼻水、目の充血や目やに、下痢や嘔吐などがあります。
また、プール熱(咽頭結膜熱)や流行性角結膜炎もアデノウイルスによる感染症で、非常に感染力が強いため、手洗いやタオルの共用を避けるなど、感染予防が大切です。
水ぼうそう(水痘)
水ぼうそうは、発熱と全身に出る発疹が主な症状の感染症です。発疹はやがて水ぶくれ(水疱)になり、かさぶたとなって治っていきます。強いかゆみを伴うことが多く、掻きむしると痕が残ったり、とびひになることがあるため注意が必要です。
また、潜伏期間は約2週間と長く、感染力も非常に強いのが特徴です。すべての発疹がかさぶたになるまで感染力があり、他の人にうつす可能性があります。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は、発熱(38~39度)、のどの痛み・腫れ、イチゴ舌(舌のぶつぶつ)や赤い発疹などが特徴の感染症です。頭痛、リンパの腫れ、腹痛、嘔吐が出ることもありますが、咳や鼻水はほとんど見られません。
感染の2~3週間後に急性糸球体腎炎を併発することが、まれにあります。
3~15歳に多い病気ですが、大人もかかる可能性があるため、家族内での注意が必要です。

アレルギー性疾患

アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下することで起こる慢性的な皮膚の炎症です。症状の現れ方はさまざまで、皮むけ、赤み、湿疹、ジクジクした状態などがありますが、時間がたつと皮膚がゴワゴワと硬くなることが多いです。
皮膚の表面には「皮脂膜」と呼ばれる保護膜があり、内側には角層や顆粒層が存在しています。アトピー性皮膚炎になると、このバリア機能が弱まり皮脂が減少し、角層が乾燥して荒れやすくなります。その結果、アレルゲンが皮膚の中に入り込み、かゆみや炎症を引き起こします。
アレルギー性鼻炎・花粉症
ダニや花粉などに反応して、お子さまに鼻水やくしゃみ、鼻づまりといった症状が出ることがあります。アレルギー性鼻炎には季節によって症状が出る「季節性」と、1年中続く「通年性」がありますが、両方を持つお子さまも増えています。
この病気は命にかかわることはありませんが、鼻づまりなどでよく眠れなかったり、集中しにくくなったりすることがあるため、日常生活に影響が出ることがあります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。
スギ花粉やダニによるアレルギーに対する舌下免疫療法も行っております。
食物アレルギー
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるたんぱく質に対して体が過敏に反応することを指します。アレルギーの原因となる物質は「アレルゲン」と呼ばれ、年齢によってよく見られるアレルゲンが変わります。
乳幼児では小麦、卵、乳製品が代表的ですが、成長するにつれて、そばや魚卵、カニ・エビなどの甲殻類、果物やナッツ類がアレルゲンになることが多くなります。

ぜんそく(気管支喘息)

ぜんそくは、気道(空気の通り道)に慢性的な炎症が起こり、空気の通りが悪くなることで、咳やゼーゼー・ヒューヒューといった音を伴う呼吸困難を引き起こす病気です。夜間や季節の変わり目、運動後などに症状が出やすく、発作的に繰り返すのが特徴です。
特に小児では、風邪をきっかけに症状が悪化することが多く、早期の診断と適切な治療・管理が重要です。日常生活に支障をきたさないようにするためにも、症状が落ち着いているときも継続的な治療が必要です。

ぜんそくについて

院内で実施可能な迅速検査キット

当院では、下記の迅速検査キットの実施が可能です。お子さまに気になる症状がみられた際、ぜひご活用ください。

  • インフルエンザ
  • COVID-19
  • 溶連菌
  • アデノウィルス(咽頭)
  • マイコプラズマ
  • 百日咳
  • ロタ・アデノウィルス(便)

※ヒトメタニューモウィルス検査、ノロウィルス検査は行っておりません。

Check

大切なお子さまを守るために 
~予防接種を受けましょう~

予防接種は、感染症からお子さまの健康を守る大切な手段です。乳幼児期から学童期にかけて、定期的に受けるワクチンには、それぞれ重い合併症を防ぐ役割があります。適切な時期に接種することで、免疫をしっかりつけることができます。
当院では、各種定期予防接種(小児用肺炎球菌、B型肝炎、5種混合、MRなど)や任意接種(おたふくかぜ、インフルエンザなど)にも対応しています。スケジュールの立て方や接種間隔についてもお気軽にご相談ください。

予防接種