ぜんそくとは

ぜんそくは、気道に慢性的な炎症が起こり、息苦しさや長引く咳、喘鳴(ヒューヒュー・ゼーゼー)などの症状が現れる病気です。ホコリや花粉、運動などの刺激で発作が起きやすくなります。
適切な治療を続ければ日常生活は問題なく送れますが、管理が不十分だと発作が繰り返し、重篤な発作を引き起こすこともあります。
定期的な受診と治療が大切です。

治療目標

小児ぜんそくと成人ぜんそくでは症状や原因、対応の仕方に違いがあります。
それぞれの生活に合わせて治療目標を立て、適切な管理と予防を行うことが大切です。

小児ぜんそくの治療目標

小児ぜんそくの治療目標は、発作を予防し、昼夜問わず症状をコントロールして、学校生活や軽い運動を含めた日常生活を支障なく快適に過ごせるようにすることです。

  • 軽いスポーツも含めて日常生活を普通に行う
  • 昼夜を通じて症状がない
  • β2気管支拡張剤の頓用が減少または必要がない
  • 学校を欠席しない
  • 運動による症状の増悪がない
  • 冷気などの刺激に対して、症状の増悪がない
  • ピークフローが安定
  • 治療薬による副作用が少ない

成人ぜんそくの治療目標

成人ぜんそくの治療目標は、 発作や増悪を防ぎ、症状を安定させて、健康な人と同じように生活や運動ができ、十分な睡眠がとれる状態を維持することです。

  • 健康な人と変わらない生活と運動ができる
  • 正常に近い肺機能を維持する
  • 夜間や早朝の咳、呼吸困難がなく、睡眠が十分にできる
  • ぜんそく発作がなく、増悪しない
  • ぜんそくによる死亡を防ぐ
  • 治療薬による副作用が少ない

治療薬

発作を予防する薬

アレルギー反応を抑える

抗アレルギー薬(シングレア、オノンなど)

吸入ステロイド薬(パルミコートなど)

気管支を広げる

長時間作用型β刺激薬
(セレベント、ホクナリンテープなど)

気管支を広げ炎症を抑える

徐放性テオフィリン

長時間作用型吸入抗コリン剤
(スピリーバなど)

発作をしずめる薬

気管支を広げる

短時間作用型β2刺激剤
(メプチンエアー、サルタノールなど)

炎症を強力に抑える

経口ステロイド薬
(プレドニゾロンなど)